【注意】社会の暗記ができない子供の勉強方法

中学受験

中学受検を考えているのに「社会の暗記ができない」「どう勉強したら良いかわからない」「そもそも勉強してくれない」など保護者の悩みは尽きないものですよね。

今回は社会の勉強に関する保護者の悩みに答えます。

この記事を読むことで

  • 社会の成績を上げることができる
  • 効率的な暗記のやり方がわかる
  • 子供に勉強の習慣を身に着けさせられる

以上のことができるようになります。

私は7年間集団塾の講師をしており、社会が苦手な子供の指導に当たってきました。その中でも勉強を苦手するお子さんに勉強を教えることも数多くありました。

印象的なのが、テストの結果で社会の成績が偏差値35だったお子さんです。

そのご家庭は子供のやる気が低くて、お母さんも毎日仕事で家にはいなかったので付きっ切りで見てあげることができずに悩んでいました。

そこで私はその生徒と勉強のやり方について個別で相談をして、問題のあぶり出しをして、具体的な勉強方法を示してあげたところ、次のテストでなんと偏差値50まで取ることができました。

今回はそのお子さんの改善点をお話することで、皆さんのお子さんの勉強の参考にしていただければと思います。

1.長時間の暗記

子供はたくさんのことを暗記しようとすると、まずは勉強時間を増やそうとします。

その結果「寝る前に1時間暗記をしてから寝よう」など1回の暗記覚える時間を長くしようとします。

しかしこのようなやり方だと、その1回の暗記に対してネガティブな感情が出てきて長続きしません。結果として暗記時間がないから覚えない。だから成績がいつまで経っても上がらない。といった具合になりやすいです。

まずは短い時間で覚える時間を作りましょう。後述しますが、そもそも長い暗記時間なんて必要ありません。短い暗記時間を繰り返し行うだけです。

「1回の暗記時間は短く」

2.「覚える」ことしかやらない

子供に「〇〇を覚えなさい」と話すと、真面目な子供ほど一生懸命にただひたすら「覚える」ことを繰り返します。

一生懸命に頭に詰め込もうとして、テキストを読んで、太字で書かれていることを指でなぞります。

しかし、実は問題の本質は「覚えていないこと」ではなくて「思い出せないこと」なのです。

何度も読み返すのはとても大切なことですが、仮にそのままテキストのページをそのまま覚えても、思い出せないのでは意味がありません。

たまに「あー!これだよこれこれ!ちゃんと覚えていたのに」と言っている生徒がいます。

確かに覚えているのでしょうが、思い出せないのなら意味がありません。

ここで大切なのはインプットではなくアウトプットなのです。

覚えることよりも、覚えた単元の内容の問題を解くことで「いつでも引き出せる状態に」することです。

その際に同じ問題集ばかりやってしまうと、問題集の1ページは思い出せても多角的に知識をとらえることができずに問題が解けません。結果として成績は上がらないままでしょう。

そのため「参考書は1冊。問題集は複数」とするのが良いと思います。

実際、大手塾の上位クラスになればなるだけ様々な問題集をに触れています。あれは「その都度新しい知識を身に着けている」というよりは、「同じ知識を別の角度から問われても答えられるようにする」という意味合いが強いです。

今1冊しか問題集をお持ちでないようでしたら、大手塾では採用してないおすすめの問題集のリンクを載せておきます。

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お子さんにやらせることは「ひたすらテキストを読む」ではなくて「とにかく問題を解く」にするのが良いです。

「インプットよりもアウトプットが重要」

3.一日に一度しか暗記をしない

受験勉強をしているお子さんは忙しいです。

だから「寝る前に暗記する」と言ってそれ以外は算数の勉強をしたり、自由時間にテレビを見たりします。

もちろん息抜きも必要なのですが、そのすき間時間を活用することで効率的に学習を進めることができます。

皆さんは「エビングハウスの忘却曲線」をご存じでしょうか。

人間は覚えたことの4割以上を20分で忘れ、翌日には約75%も忘れてしまうのです。

そのため、一度覚えたことをずっと覚えておくことなどそもそも難しいことなのです。

ではどのようにしててい定着させていくのかといいますと「忘れる前に暗記する」を繰り返し行うのです。

忘れてしまう前に思い出す。そのためには一回当たりの暗記時間は短くして、何度も何度もすき間時間で思い出す作業をしてくのです。

こういうことを言うと、「子供が暗記が嫌いでそんなに何度も暗記に向かってくれない」と感じる保護者の方もいらっしゃるでしょう。

しかし、ここでいう暗記は見る程度で十分です。

例えば、トイレの壁の内側に「百万都市一覧」とか「三権分立の構造」をノートにまとめて貼っておくだけで良いんです。

ふとした瞬間に目に入る状態を作って、ほんの少しそれに気を向かせることができれば大成功です。これならお子さんも大きな抵抗感なく取り組めるのではないでしょうか。

たくさん視界に入るようにして、とにかく何度も暗記をさせることが暗記においては重要です。

「暗記時間の質ではなく、量で覚える」

4.まとめ

「1回の暗記時間は短く」
「インプットよりもアウトプットが重要」
「暗記時間の質ではなく、量で覚える」

いかがだったでしょうか。いくつかは自分の子供に当てはまる項目がありましたか。

子供は苦手と向き合うのが苦手です。だからこそ最初の苦手意識の払拭は保護者がサポートするのが大切です。

少しでもお子さんの苦手意識が取り払われて今後の成績向上に繋げられるようにサポートしてあげましょう。

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